11月5日(土)
13:30
てんプロデュウス
「清姫、狂い恋」
作・演出:花邑弖几
<新古典楽シリーズ>古典文学や芸能舞台を、今ことばと伝統芸能とのセッションであぶり出す。「清姫、狂い恋」はかの安珍清姫。男の軽約束を物の怪の蛇姫、清姫は逃さない。
姫の問うた人の真実とはなんだったろう。また、清姫が日高川を昇るくだりの舞踊が印象的。
花むらてんと舞踊の美華啓冶の創作ユニット。花むらはH9年大阪舞台芸術奨励賞受賞。花むら主宰の新舞台朗読沾は創団23年目。文芸作品など見せる朗読舞台を重ねてきた。新古典楽は、三味線談義の市川聖山氏や伝統芸能家諸氏との共演で、斬新な和の美を顕す。
15:00
劇団小町座
「いすものがたり」
作・演出:小野小町
仕事と子の受験に必死な現代の母親と、戦時中、貧しいが子の成長を見守る母の時間が往き来する二人芝居。時代の違う母親(武藤、二役)を通して、家族のつながりを問う。現代のママの元に山住みの祖母から椅子(塩田)が届き、そこから物語は始まる…。
キャスト・スタッフ共に奈良在住の子育て中の母親たちからなる劇団。全作、小野小町によるオリジナル。
自主公演の他、平城遷都1300年祭支援事業や幼稚園、学校公演も。
今を生きるアラフォー・ママたちの感性あふれる舞台に多くのエールが送られている。
17:00
京都西陣創造集団アノニム
「西陣の人」
作:ふじたあさや/演出:菊川徳之助
西陣のある織屋の家族の物語。職人の誇りを捨てられない父、苦労に耐える母、見合い話と恋人の間にゆれる長女、自由奔放な次女。貧しいながらも助け合いながら、けなげに生きる姿を描く。2009年のKyoto演劇フェスティバルにて上演。50年ほど前に書かれた作品だが、現代にも通じるところがあり、地元西陣の話でもあったためか、大変好評だった。
アノニムは仕事を持ちながら演劇活動を続けている集団です。30代から70代までが一緒に芝居作りを楽しんでいます。稽古場を京都の西陣にかまえ、京都の舞台を中心に公演を行ってきました。
11月6日(日)
13:30
劇団創造市場
W・シェイクスピア「お気に召すまま」
訳:小田島雄志/演出:稜地一週
ロザリンドはオーランドーと出会い恋に落ちる。公爵に追放され男装しシーリアとアーデンの森に逃れるが、兄から逃れたオーランドーと男装のまま森で再会。そして男が男に求婚し羊飼いの娘フィービーもロザリンドに求婚。この絡み合った糸を解きほぐすには…。
当劇団は昨年創立40周年を迎えました。お客様に喜んで足を運んで貰う事を劇団の目標とし、地域の演劇活動を通して演劇文化を広げようとしております。国民文化祭出演は今回で4回目。京都の皆様、どうかお気に召すままに楽しんで頂きますよう。
16:00
エチュードの会
「かさじぞう」
脚本・演出:岡太地・岡久美子
おなじみの、昔話「かさじぞう」をパロディに。少しばかり悪者になった観音様、ごめんなさい。おじいさんは、大晦日、おばあさんに手渡されたお金を持って、米を買いに町へ出かけようとしました・・・・。
2000年に、音楽教室の講師、生徒等から、ミュージカルをしてみたいという声があがり、「シンデレラ」を公演。以後毎年1回のペースで公演を催している。
17:30
福知山演劇サークル わっぱ
「新ぎんなん屋事件帖」
脚色・演出:岡西健雄
京都は、祇園下河原に店を構える、老舗旅館「ぎんなん屋」。経営はハッキリ言って低空飛行である。そんなすきま風だらけの「ぎんなん屋」の大晦日に突然訪れる珍客の数々。カラオケ大好きの女将「由布」、旅館の重鎮番頭「勘助」、ぎんなん屋元気印仲居頭「種」の三人を中心に、一クセも二クセもありそうな珍客がくりひろげる笑いと涙の行く末は如何に・・・・・。
昭和41年6月に誕生して今年で45年を迎えることができました。 現在私達サークルは、1年を通して、本公演1回(10月~11月)大小の移動公演10回前後の依頼を受け、地元に根付くサークルとして活躍し、全国各地に数百人のOBが点在しています。62年10月には、国民文化祭京都代表として熊本県荒尾市まで出向き公演させて頂きました。今回2回目の代表としてがんばりたいと思います。